アルマンジーニョ・マセードのバイーア・ギターが「フェスティバル・ブラジル&ラティーノ」を締めくくる

Festival Brasil 2025

ブラジル&ラティーノ・フェスティバル 実行委員会より感謝のご挨拶

7月19日(土)・20日(日)の週末、東京・代々木公園で開催された**「フェスティバル・ブラジル&ラティーノ」**は、多くの皆さまのご来場とご協力により、盛大に幕を閉じました。実行委員会一同、心より御礼申し上げます。

イベント会場には、ブラジルやラテンアメリカの音楽があふれ、多くのアーティストたちがステージに命を吹き込みました。音楽は国境を越え、人々をつなぐ架け橋。日曜日のステージでは、さまざまなリズムが観客を魅了しました。

初めて参加したバンドの一つがNeog & Rapha(ネオグ&ラファ)。すでに東京で活躍中のブラジル人ミュージシャンで、日本でのキャリアを着実に築いています。

フィナーレでは、バイーア州が誇る伝説的なギタリスト、アルマンジーニョ・マセードが登場。彼の代名詞ともいえる“ギター・バイアーナ”が代々木に響き渡りました。記者会見では、彼の父オズマール氏が、ドド氏と共にバイーアのトリオ・エレトリコを生み出したという歴史を語ってくれました。

「最初は小さな車で楽しんでいたカーニバルが、今ではこのように大きなムーブメントになったんです」とアルマンジーニョ氏。

観客の中には「ギターがまるで言葉を語っているようだった」と感動する声も。まさに彼の指先が弦に魂を宿し、音を“語らせる”瞬間が訪れました。
特に**「ボレロ・デ・ラヴェル」**では、その感動が会場を包み込みました。

ブラジルの名曲**「ブラジレイリーニョ」では、歌手マリアンジェラ**が登場。日本とブラジルの交流をテーマに、両国の国旗をあしらったドレスで熱唱。アップテンポな楽曲にギター・バイアーナのサウンドが重なり、観客を魅了しました。

また、日本人で構成され、バイーア文化に影響を受けた**Bloco Barravento(ブロコ・バハベント)**との共演もあり、サンバ・ヘギのリズムで大盛況となりました。

演奏された曲目には、
**「Dança do Tempo」「Smooth」「Beleza Pura」「Zanzibar」「Festa do Interior」(ソニア・ハヤシとの共演)「Vida Boa」「Chame Gente」「Avisa Lá」「Hotel Califórnia」「Taiane」「Beat It」**なども含まれました。

2021年には、アルマンジーニョと彼のバンドがラテン・グラミー賞(最優秀ロック/オルタナティブアルバム部門)を受賞。2024年にはArmandinho, Dodô & Osmarとして50周年を迎えました。


宮沢和史がブラジル音楽で観客を魅了

19日(土)には、歌手の宮沢和史さんがトリを務めました。ブラジル音楽を中心としたセットリストで、観客の心をつかみました。
彼は「**『すべての人があなたのようだったら(Se Todos Fossem Iguais a Você)』**は、世界で最も美しい曲の一つだ」と語りました。

代表曲の「風になりたい(Kaze ni Naritai)」では、会場全体が一体となって盛り上がりました。

演奏された曲目は以下の通り:
「ノ・タブレイロ・ダ・バイアーナ」「Eu Sambo Mesmo」「Só Tinha de Ser com Você」「Shimauta」「Falando de Amor」「Pensando em Você」「Rakuen」「Se Todos Fossem Iguais a Você」「Kaze ni Naritai」「Aquarela do Brasil」


ブラジルからマルシア・コルデイロが出演

ブラジル・マットグロッソ・ド・スル州出身の歌手マルシア・コルデイロさんも来日。自作曲やエリス・レジーナの名曲などを情感たっぷりに歌い上げました。


日本・ブラジル外交関係130周年 記念展示も開催

今年は、日本とブラジルの外交関係樹立130周年という節目の年。会場では、日伯移民の歴史をたどる特別展示も行われ、両国の深い絆を再認識する機会となりました。

開会式には、
在日ブラジル大使オクタヴィオ・コルテス閣下
日本国外務省の野口靖特命全権大使
ブラジル商工会議所(CCBJ)の理事、各スポンサー企業の代表者が出席。

実行委員長のジョルジ・イマイ氏は、

「フェスティバル・ブラジルは今年で18回目。毎年、期待を超える成果をあげています」と語りました。

ブラジル・ラテン料理、カポエイラ、ガラナ・アンタルチカ、ハワイアナスなど、多彩な文化や商品が並び、日伯の友好と貿易関係の深さを実感させるイベントとなりました。


協賛・後援

協賛企業:
三井物産、⼤塚商会、味の素、ブラジル銀行、イマイグループ、新井商事、SEARA、太陽物産、アスレタ、興和、WEG、ブラステル、アルファインター。

後援:
在日ブラジル大使館、⽇本国外務省、東京都。

🖥️ 詳しくは公式ホームページへ:
https://festivalbrasil.jp

ブラジル&ラテンフェスティバル2025

在日ブラジル商工会議所主催のブラジル&ラテンフェスティバル2025は、7月19日、20日に東京·代々木公園で開催されることになりました。ブラジル人と日本人、様々な国籍の外国人の交流促進を目的に始まったブラジルフェスティバルは今年で18回目を迎えます。また今年はブラジルと日本の外交関係樹立130周年に当たります出演に関して多数のお問合せをいただきありがとうございました。ステージプログラムにつきましては後日発表いたします。皆様のお越しをお待ちしております。
  
日時:7月19日(土)、20日 (日)、11時から20時
会場:東京·代々木公園
入場無料

後援

主催

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